kayakaya日記
Aug 15, 2009 (Sat)
# エゴサーチしたら日系人部隊の戦死者だった
2001年頃の話。僕がWeb日記を初める前のことだ。Googleで英語表記でエゴサーチ(自分の名前を検索するやつ)してみると、日本人らしき名前の名簿が検索上位に表示された。見た瞬間は分からなかったのだが、名簿に書かている数字が1943や1944、1945だから、リストは第二次大戦中のもの。それが日系人部隊の名簿だとぴんと来た。載っていたKAYA Satoshiは戦死者だった。1943年10月23日戦死とだけあった。その時の記憶は強烈に印象に残っている。
KAYA, SATOSHI 30102098 PVT "C" KIA 23-Oct-1943
- KAYA, Satoshi 番号(30102098)、二等兵(PVT)、階級(C)、戦死(KIA, Killed In Action)、1943年10月23日。
最初にエゴサーチした当時のデータではなく、最近検索したものだが、内容はこんな感じだったと思う。かなり簡素に書かれている。ページ上部のタイトルから、彼は第100歩兵大隊所属だと分かる。ちなみに日系人部隊は第100歩兵大隊と第442連隊の2つだけだ。
さらに検索してみて、"European Campaigns - Salerno to Cassino"を読むと、タイトルから、彼はイタリアのサレルノ上陸からモンテ・カッシーノに至る戦闘で戦死したようだった。戦死日は分かってもどこで死んだのか分からないので文章を読んでみる。S. Angelo D'Alife(Sant'Angelo d'Alife)という街の解放で戦死とある。地図とWikipediaで調べるとイタリア南部の小さな、のどかそうな街だった。日本語の言語で検索するとホテルの宿泊案内が出るくらいだ。今の人口は2406人とある。Google Mapで見るとこんな街だ。
その戦闘で第100歩兵大隊では、彼を含めて21人が戦死している。10月23日に近い戦闘の記述を読むと、529高地、630高地という名前が出てくる。どうやら彼はこの街の周辺の戦闘で亡くなったようだ。部隊は24日になって、Sant'Angelo d'Alifeの一角まで侵入している。部隊は10月いっぱいは市街戦だったのか、それとも周囲の掃討だったのか、ともかくこの付近で戦っていたようだ。彼が23日に戦死したのは分っている。でも、どのように戦死したのか分からない。即死だったのか、後方に送られて亡くなったのかさえも。当たり前だが、恋人はいたのか、なども想像してしまう。今検索して分かるのは、その戦闘での戦死者の一覧があるだけだ。
The 100th Battalion soldiers who were killed in the liberation of Sant Angelo d'Alife area are.
1. Arakawa, Harold J PFC Co A: 2. Ajitomi, Matsuei Pvt Co C:
3. Fukuyama, Kaoru Pvt Co D 4. Hamanaka, Fred Y. Pvt Co D.
5. Hasegawa, Kiyoshi PFC Co C: 6. Hirayama, Yutaka Pvt Co C:
7. Kaya, Satoshi Pvt Co C 8. Kiyabu, Ronald S Sgt Co A
9. Morihara, Arthur A. PFC Co A: 10. Murakami, Sakae Pvt Co C:
11. Murashige, Richard K S/Sgt Co A: 12. Naganuma, Martin M Pvt Co C:
13. Nagata, Hideo Pfc Co C: 14. Naito, Kaoru PFC Co A 15. Ozawa, George Y Sgt Co A 16. Riyu, ""Masatsugu Pvt Co C: 17. Sakamoto, Louis K S/Sgt Co C: 18.. Shikiya, Ted T Pvt Co A: 19. Takei, ""Yoshinobu Pvt Co A 20. Toyama, Richard K Cpl Co A 21. Yamanaga, Thomas I PFC Co A:
彼はハワイ州のEwaという町の出身だった。戦争がなければ農場でもやるのが夢だったのだろうか。他も調べると沖縄からの移民だったようだが、その元記事を追えていない。
こんな戦争の記憶なんて消えたほうが良いのかもしれない。感傷で調べたところで何になるのか、興味本位で調べただけと言われたら批判は受ける。ただ、同じ名前の人が日系人部隊の戦死者だったので気になった。日系人部隊でなくても気になる。なにしろ同姓同名は英語表記でも初めてだったのだから。それがまして先の大戦の戦死者だったしたら、心の片隅に残っても良いだろうと思っている。悲しいことながら。
さらに探すと彼の写真もあった(今はページエラーで見られないようだ)。僕とはおよそ似ていない彼。20代そこそこで戦死した彼。英語表記の名前でしか僕と同じでない。今、同じようにエゴサーチすると今では僕が上位にくる。死者の記録が、現在を生きる僕のただの日常の書き込みで埋もれてゆく。あえて、それを結んでみた。
年間聖句(2010年)
あながたは皆、信仰により、キリスト・イエスに結ばれて神の子なのです。洗礼を受けてキリストに結ばれたあなたがたは皆、キリストを着ているからです。
新共同訳聖書ガラテヤの信徒への手紙3章26節You are all sons of God through faith in Christ Jesus. for all or you who were baptized into Christ have clothed youselves with Christ.
Galatians 3:26-27 (New International Version)
