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kayakaya日記


Jul 02, 2009 (Thu)

# 兵庫県知事選挙に投票してきた

投票日に自宅近辺にいないので期日前投票を済ませる。結局、住んでいる集落には選挙カーは来なかった。連呼がない選挙。静かに暮らせると思いつつも、無視されているよなーと思ってしまうところは正直な心情だろうな。ちなみに、僕は選挙カーに乗って応援したこともある。そんなこともあり、ただ騒がしい存在という認識は持っていない。思うところはたくさんある。この辺りについては別に書くかもしれない。

# 千苅ダムの放流がすごかった

Sengari Dam / 千苅ダム

Sengari Dam / 千苅ダム放流中

連日雨が降り続いたので、千苅ダムが放流しているかな〜と期待して行ったら放流していた。2009年3月29日の放流の時よりも、はるかに放流量が多く迫力がある。寡黙なダムも渋いが、動いているダムを見るとアドレナリンが分泌されるね。

ダムの水飛沫がどんどんカメラのレンズについて拭くのが大変だった。次回の放流を撮るまでに対策を考えないと。あと、デジカメの動画機能で動画も撮ったので、適当に編集してどこかの動画投稿サイトにアップできればなーと考えている。それにしても2GBのSDカードしかないのに動画も撮るし、静止画もばしばし撮るし、容量ギリギリだった。もう1枚2GBのSDカードを買おうか思案中(僕のデジカメは2GBまでしか認識してくれないのです)。予備があれば動画の録画時間を増やせるからね。

今回の放流を見て、さすが梅雨時だなと思ったけれど、ダムの貯水量は先週訪れた時よりも目に見えて増えているわけでもなかった。放流のタイミングは個々のダムによって違うし、まだ千苅ダムのことはよく分かっていないかな。

ともあれ、大正時代の石積みダムの放流はたまらないわー。うん。


Jul 07, 2009 (Tue)

# last.fmの有料メンバーを継続中

今さらlast.fmの日記でlast.fmが有料化されてどうしようかと書いた。その後はと言うと……4月から継続して毎月3ユーロを支払っている。PayPalアカウントを持っていたので、すんなりと支払いできた。

まともにFMが入らない所に住んでいるので、ネットラジオで嗜好にあった曲を聴けるのはとてもありがたい。それだけでも3ユーロの価値はある。さらに、今まで知らなかったアーティストの曲を聴くようになって楽しい。その点ではlast.fmを使うようになって音楽生活は多少変わったかなと思う。例えば、Regina Spektorというアーティストはlast.fmで知って、iTunesストアで楽曲を購入した。でも、実際に楽曲を購入することは稀で、ラジオで流れている曲を聴くだけで満足している。僕は、普段から音楽のアンテナを張って、CDを買ったりダウンロードしたりするヘビーな音楽ファンではない。ライトなユーザだ。ネットラジオを探しまわるのも面倒だ。好きな時にいろんなジャンルの音楽を聴けるなら、月額3ユーロは支払えるかなと思っている。

last.fmは音楽のSNSと言われるけれど、SNS的には使っていないかな。誰かの再生履歴と自分の再生履歴によって次に再生される曲が決まる仕組みはゆるいCGMかなと思わなくもないかな(てきとーに書いてますよ)。そういえば、最近になってマルチタグの再生ができるようになって、タグがタグとして機能するようになった。今まではカテゴリー的な存在でしかなかったけれど、今では複数のタグを指定して再生できる。luteとbaroqueなどで絞りこむと、ほぼアーリーミュージックの曲が流れる。baroqueだけだとそうはいかなくて、よくロックな曲も流れてしまう(それも面白いけど)。今はinstrumental+pianoで再生しているところ。ambientやcontempolary classicな曲が流れることが多いみたいね。

有料アカウントなら、特定のタグの曲をPodcastでダウンロードして、iPhone/iPodなりで聴けるようだけど、あまり利用してないかな。それよりiPhoneアプリがあるのに日本のApp Storeでは購入できないのがとても残念。著作権の問題なのかなぁ……。このためだけにUSのiTunesカードを買おうかなとも考えたりしているのだけど二の足を踏んでいる。iPhoneの仕様上バックグラウンドで動かせないから、他のアプリを使う時に音楽が途切れるのはいただけないかなと思っているのだ。これ以上書くとlast.fmでなくiPhoneの文句になるのでこの辺で。とにかくlast.fmは面白いので使ったことのない人はこの機会にどーぞ。


Jul 08, 2009 (Wed)

# 千苅ダムの放流動画をニコ動にアップしてみた

千苅ダム放流

2009-07-08
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千苅ダム放流 (02:05)
神戸市にある千苅ダムの放流を撮りました。梅雨時の2009年7月2日の撮影。

カーテンみたいだ 上から見るのと下から 流されてぇ ...

千苅ダムの放流がすごかったで撮った千苅ダムの放流の様子をニコ動にアップしてみた。ヘビーなニコ動ユーザではないと自分では思っているのだが(週に10動画も視聴すれば良いほうだと思う)、動画はニコ動でしょう!という認識はあるので、まずはニコ動へアップ。ダム関係の動画も多いようだし。

動画編集にはMac付属のiMovieを使用。でも使い方に慣れるまで思いの他時間がかかってしまった。戸惑ったところは、

  • 動画にテキストを挿入するやり方が直感的でない。テキストのタイトルをドラッグ&ドロップは分かりにくいかも
  • テキストボックスの追加などの方法が分からないまま

そもそも動画編集が初めてなもので、概念が分かっていないところはあるから操作も理解できない面もある。これは勉強するしかない。動画を見直してみて、編集テクニックの課題だなと思ったことは、

  • 映像と音のフェードアウトをうまく使いたい

大学時代に自主プラネタリウム製作の番組制作をした時に、音のフェードアウトは使ったはずなんだけどね。次回に動画投稿する時は効果的に使ってみよう。すると、他の動画も観たりして勉強するわけで、ヘビーなニコ動ユーザの出来上がりということか。

ところで、デジタル一眼がほしいなぁ〜と思っているのだが、今まで動画機能なんて要らないと思っていた。でも、簡易でもあった方が良いかもと思い直したので、機種選考に影響を与えるに違いない。念のため補足しておくとすぐに買わないですからね。

# 千苅ダムの放流動画をYouTubeにもアップしてみた

この日記では、ニコ動外部プレーヤーが使えないという理由で、YouTubeにもアップロードしてみた。が、YouTubeに上げたほうが画質が綺麗。違いは

  • YouTubeには、iMovieで書き出したものをそのままアップロード
  • ニコ動には、ffmpegでDivXに変換したものをアップロード

iMovieで書き出したものをニコ動にそのままアップしたらエンコーディングに失敗したので一度DivXに変換している。エンコーディング周りのHowto、Tipsは多いのだろうな。いくらコンパクトカメラで撮影していて、オリジナル映像の画質が良くないからと言っても、ここまで差が出るとは正直思ってなかったので次回の課題にしておこう。


Jul 12, 2009 (Sun)

# 政治「にも」関心があるTwitter-erと政治

「Twitterと政治を考えるワークショップ」以降、Twitterと政治の関わりが注目されてると思う。かく言う僕も、フォローしている人があの日を境に増えて、しかも多様になった。総選挙も近いし、大げさに言うと、いろいろな人がいろいろな思惑を秘めて動いているのだろう。でも、選挙だけが政治ではない。政治は継続したプロセスだ。今後も政治をつぶやける、そして、政治家が来たくなるTwitterになると嬉しい。僕が思っている、ちょっと政治「にも」関心があるTwitter-erのTwitterについて思っていることを書いてみた。僕の理想が色濃く反映されているのことを踏まえた上で読んでもらえると嬉しいです。

つながりのある側面

政治家とつながりを持てるネットサービスは少ないと思う。さらに政治家とその他のユーザの区別がないのは良いと思う。Twitterではフォローしている、あるいはフォローされているユーザに過ぎない。政治家が特別扱いされていないのは良い特徴ではないかと感じている。誰が政治家か分かることは必要なことだとしても、それ以上を求めないで、一つのアカウントとして存在していることは素晴しい。僕のページでは政治家も他のフォローしているユーザも同一のアイコンのサイズで表示されているのだから。全員平等とかの概念を絶賛して、あらゆるサービスをそうしなさいと思っているのではなく、そういう場所もあることが大切という意味。念のため。

Twitterが日本の他のソーシャルなサービスと比べて良いなと思うのは、ユーザがTwitter以外でも活動しているなどネット活動が幅広いこと。また、実名とまでいかなくてもハンドルやニックネームを大切にしていて、その継続性にこだわる人は多いのではないかと認識している。そのため、Twitterではフォローしている政治家に対して無理難題のつぶやきを続ける利益はあまりない気がする*1。とても楽観的な見方だと自覚しているが、過激なことをして損をするのは自分であるというのが比較的分かりやすい場所だと思う。その辺りはブログの通りすがりコメントとは違う。さらにTwitterをやりつつ、他の複数のネットサービスを使い分けている人が多いように思う。それだけ現実の政治に反映しやすいのでは。

オープンスペースな喫茶店のような側面

Twitterでフォローしている人が50人をこえた辺りからかな、TwitterのTLは喫茶店みたいだな*2、と感じたことがある。好きなようにつぶやいていて、ある時は誰かにReplyしている。無言の駅の雑踏ではなくて、シンポジウムでも、デモでもない、喫茶店で好きなようにお喋りしている声が聞こえてくるのと似ているかなと。あるいは立ち飲み居酒屋みたいなものかもしれないが、僕の知っているリアルな空間では喫茶店ぽい。で、同じ喫茶店でも座っている場所や誰といるのかで雰囲気が違うように、TwitterのTLも一人一人違う。そもそも全然違う喫茶店なのかもしれない。厳密さのあるたとえではないけれど、現実とうまくあうメタファーがないのだから仕方ない。でも、それほど変なたとえでもないと思っていたり。フォローしている人が300とか1000とかになれば違うTLになるから、そうなるとまた違うたとえになるのだろう。

とりあえず、喫茶店にしておこう。で、その喫茶店には、政治家の人も紅茶やコーヒーを飲みにきてケーキを食べにくるわけだ(実際はもっと切迫していると思うけど)。で、政治家の中でも、政治的な話を好む人もいれば、日常のなにげない会話をしている人もいる。政治のことでも今日こんな会議あったよくらいの会話の人もいる。そりゃ、プログラミングの話しかつぶやかないプログラマな人もいれば、ラノベの話が好きなエンジニアもいるのだ。政治家もいろいろな関わりを持っていて当然じゃないかな。平たく言えば、政治家もお茶する喫茶店だと思ってTwitterしていれば良いのではと思っている。そこで、ちょっと政治家の会話に聞き耳を立ててみることもできるし、Replyを使って会話もできるかもれない(相手も望めばだけど)。たまに議論になるけれど、長くねちねちにはならないような。専用の掲示板でもないし、違う関心を持っている人が多く見ているというのは一定の歯止めになるのかな。これまた楽観的だけど。特定の政治クラスタになったら荒れるかもしれないけど、そちらは想定していないから、あまり考えないでおく。

そういう意味では、橋本岳衆議院議員(@ga9_h)の「Twitterで政治家を"ちら見"して」の言葉はしっくりきた。掲示板やブログやmixiのコミュニティは「ちら見」ではなく、政治しか見えてこない。どうしても熱い議論になってしまう可能性が高いし、そもそも、そのようなための場所だ。ちょっと興味あるのだけど、そういう掲示板などで発言するのは敷居が高い。発言どころか見るのも手間かもしれない。実際に、整理されていない議論を見るのは疲れるものだ。Twitterでは、TLにもよるけれど、政治家の発言が他の人の発言に紛れるのが多いのではないかと思う。だから、放っておいたら、政治家を「ちら見」する世界が勝手にできてしまうように思える。プログラミングやアニメ、ドラマ、スポーツの話題と一緒に政治家の発言が並ぶのは軽いと見るのかはともかく、僕はこのようなTwitterの状態は好きだ。政治の話は好きだけど、そればっかりねちねちというのは正直避けたい。何だかんだ言っても、たまにでいい。興味を持ったら、そこから別の深いところで議論すれば良い。お互い過度に期待せず、長く細くTwitterを続けるのが良いかなと思っている。

地方政治が見やすくなる側面

国会議員の中継が注目されていたりするけれど、Twitterと政治で、僕が密かに(?)に期待しているのは地方議会の議員だ。いわゆるマスメディアではあまり報道されないことは大きい。マスメディアは国政中心だから、地方政治が登場することはあまりない。テレビではまず出ないし(登場することがあっても不正のニュースのことが多いよね……)、全国紙の地方欄でもトピックがない限り登場しないし、紙面は狭すぎる。地方紙は比較的載っているかもしれないけれど、地方紙が強い地域とそうでない地域がある。地方分権というけれど、地元の政治の話はメディアに載りにくいと僕は感じている。そういう意味ではインターネットは地方政治に向いているのではないかな。

けれども、今のところはTwitterのユーザは都市部に多いと思うし、Twitter議員は地方議員でも都市部が多い。高齢化が進んでいるような田舎で、政治家がTwitterでつぶやく意味はどうなのだろうと思わなくもない。自分の有権者へ直接という意味はあまりないだろうから、田舎の地方政治家にTwitterをオススメする理由は他を探らなくてはならないだろうな。政治家も使っているからTwitterとやらをやってみるか、になってくれれば良いのだけど、そううまくとは思えないかも。鶏と卵のどちらが先みたいな、古典的な話になってしまう。

脱線するけれど、mixiの方が圧倒的にメジャーだから、そちらに参戦してもらった方が良いのかもしれない。すると、匿名性の高い都市部では実名に近いTwitterで政治の談義がされて、田舎では匿名性の高いmixiで政治の会話がされる不思議なことがおきるのかな(かなり適当な考え)。どちらかと言えば陳情的な話になりがちな田舎で匿名性が高い議論ができるのならそれは良いと思う。ちなみに、僕は、とある市議の後援会事務所に石を投げられる距離に住んでいたりするので、その意味では匿名性が高いほうがありがたいこともある(うーん、笑えないな……)。個人が特定された時のデメリットは置いておくけど。Twitter万能ではないので、そこはよく理解しておく必要がある。

ちなみに、僕は同じ地域に5年以上住んだことがない。地方紙を取った経験がないから、地方の政治に関わることで自然と入ってくる情報といえば市報や議会報くらいなもの(たいてい決まったことが大半な印象)。何とかWalkerやコミュニティ誌にも書いてくると良いのだけど。おまけに、地方の議会選挙は国政選挙より期間が短い。これで何で判断して投票しろと言うのだろう。以前住んでいた自治体ではさっぱり分からなくて、悩んだすでに白票を投じたこともある。今の場所に住んでそろそろ2年。でも地域のことだから地元の議員さんはよく知ってるでしょう?と言われるかもしれないけれど案外知らない。顔見知りの支援者から「あんたの家は何票あるね、せめて1票でも頼むわ」とか「何票確実やな」の類のことは言われたりするけれど、その議員さんの政策はよく知らない。あまりそういう話にならない。市政のトピックも詳しく知っているわけでもない。地方自治の方が身近なはずなのだけど……。都市部に住んでいたときは、通勤途中に駅立ちを見かけたりして、何となく争点がつかめたりするのだが、車社会の田舎や郊外ではそのような機会もない。普段の生活では地方政治事情は分からないというのが今の僕の実感。そういう体感が地方政治家を活かすサービスとしてのTwitterを期待している。いや、ブログでもイイじゃんと思わなくもないけど、RSSリーダでも未読たまるし……(これは僕個人の問題ですけどね)。

ついでに書いておくと、イギリスの地方議会議員のつぶやきをアグリゲートしたTweetyHallに興味があり、どの程度選挙区のTwitter-erと関わっているのか関心がある。

Twitterとは関係ない、ちょっと昔の選挙体験など

最初に政治「にも」興味あるTwitter-erと書いたけれど、その点では、僕はやや対象外のところもあるかもしれない。ずいぶん前に隣町の町長選挙を自主的に手伝ったこともあるからだ。そういえば、選挙を手伝ったことあるよ、という人にはTwitterでお目にかかっていない。その選挙で、僕は選挙カーに乗った経験もあり、Twitterでは悪評高い(のかな?)連呼もした。選挙の手伝いをするのだから、町長候補や支援している現役の町議とも話す機会もあったと記憶している。ちなみに、その町長選挙は原発建設の是非を巡るもので、つきまとう泥々さはかなりなものだったと思う。よくあるムラを分断というやつだ。ちなみに、僕の手伝った陣営は原発反対派で結果は落選だった。次の町長選挙では反対派の候補が勝利したので、目的は果せたのかなと思っている。

選挙の前に署名集めで一軒一軒回ったこともあり、実は選挙よりこちらのほうが僕の中では印象に残っている。住民の人の話を聞いたりしたから、いろいろなしがらみの話はたくさん聞いた。文句も言われることもあれば、逆にがんばってねと応援されたこともある。そりゃそうだ。その上で自分もしがらみを作っている原因だということもよく分かった(頭で分かっているのと、肌で感じるのは別ね)。だから、政治や選挙が綺麗事ではないことは、ほんの少しだけれど体感していると思っている。

政治体験(?)があるから、逆に構えてしまうところあるかもしれないなぁ。自分こそもっと気軽にと思っているのだが(苦笑)。

さいごに

繰り返すが、政治は継続したプロセスだ。その場所としてTwitterが使われることに期待しているところはある。でもTwitterが政治やジャーナリズム、メディアとの関わりばかりで注目されることに、ある種の堅苦しさも感じる。もっと気楽な場所なんだけどねと思わなくもない。WikipediaのTwitter議員の項目を編集している者の一人でありながら、そういう風にも感じている。

Twitterで政治が広まるとワンフレーズポリティクスやReTweet連鎖による風評などのネガティブな側面も出てくるはず。今回はそれについては書かなかったけど、そのような点についてまとめて書いてくれる人がいるとありがたいなと思う。

最後の最後に、Twitterを使っている政治家のアカウントが果して本人のものなのか、確証を持てないことが多い。電話やメールで確認するのがベストだろうけれど、さすがにそこまでしていない。政治家のWebサイトやブログにTwitterへのリンクがあると良い。その場合、Webサイトやブログが本物である限り、Twitterのアカウントも本物だろうと推測しやすい。認証済みアカウントが普及していない現状では、とりあえず信頼されているサイトからのリンクでTwitterアカウントの信頼性を担保するしかないのでは、と思っている。

外部リンク

  • ぽりったー - Twitterを使っている政治家の発言をアグリゲートしたサイト。

*1 極めて少数派の政治家に対しての嫌がらせとしては効果的に使えるかもしれず、脅威になる可能性がある

*2 規模から言うと喫茶店より学食ぽいと思った


Jul 13, 2009 (Mon)

# 映画『劔岳 点の記』

『劔岳 点の記』を観てきました。山登りが好きで、地図が好きで、10代の頃に原作を読みましたから、映画化のニュースを知ってから見たいと思ってました。

劔岳で、

  • 現場ロケ
  • すべて実写
  • 空撮なし

という映画を撮影するなんて、今の普通の人の発想じゃないです。劔岳を含めて近辺はだいたい登っているので、撮影ポイントはだいたい分かります。天気はよく変わります。光線の具合は四六時中変化しますから、待ち時間はそうとうなものだったでしょう。たかだが数カットを撮影するのに、どれだけの時間を費したのかと想像すると、いやはや、すごいです。

よくあの岩場にカメラを配置したなという場面もあります。おまけに、俳優を現地まで連れていくのにヘリも使わずに歩かせたとか。演技云々より登山者そのものですね。その辺りのこだわりは半端じゃないです。劔岳登頂の頃の世界に、観客を引き摺りこみたいという監督の意図を感じました。

あと感心したのが、測量の場面です。映画化でどの程度測量が扱われるのかな?と気になっていたのですが、あくまで地図を作るための劔岳登頂というところが丁寧に描かれてます。これだけ測量の場面が登場する映画は珍しいのではないでしょうか。

ちょっと残念なのが脚本がちょっと甘いところです。せっかく演技が上手い俳優を連れてきているのだから、余計に脚色しなくてもいいのでは?と思うところが幾つかありました。ネタバレするので、具体的には書きませんが。

でも、

  • 山が好きな人は見ておくべき、きちんとした登山シーン
  • 自然が好きな人は見ておくべき、とにかく映像が綺麗
  • 地図が好きな人は見ておくべき、測量が前面に登場

なので、該当する人は映画館に足を運ぶべきでしょう。ただし、

  • 宮﨑あおいが好きな人は見たらだめ

主人公の柴崎(浅野忠信)に嫉妬しますから(笑)。

原作

劒岳―点の記 (文春文庫 (に1-34))(新田 次郎) 劒岳―点の記 (文春文庫 (に1-34))(新田 次郎)

Webで点の記

国土地理院の基準点成果等閲覧サービスで、三角点のデータを閲覧できます。ユーザ登録すれば点の記の画像データも見られます。劔岳の点の記(三等三角点)もあります。

劔岳の選点の日付は明治40年7月13日。選点者は柴崎芳太郎と書かれています。この時点では、劔岳の三角点は四等三角点に過ぎず、点の記はありません。三等三角点の設置は平成16年です。点の記に記されたのはその時だったようです。

柴崎が記した点の記では、劔岳のお隣の別山*1があり、それを見ると、柴崎が選点と設置を行なったことが分かります。

ところで、このサイトMacのFirefoxではいつもログインする時に落ちます。Operaでは閲覧できます。なぜに?

そういえば、僕が劔岳に登ったのは、平成12年ですから、三等三角点は設置されてません。三角点を見るためにも登らないと。でも今年は映画の影響で混んでそうだから、来年以降かな。

*1 地図上の場所は劔御前ですが、点名は別山。いわゆる別山は剣御前の南東にある。

# 文体を変更

日記の文体を「です・ます」調に変更しました。2002年にWeb日記を初めた時は「です・ます」でしたから、僕はこっちの方が書きやすいのかも。往復書簡のような「です・ます」調の方が、読者を意識して書けるという利点があるかもしれません。そんなことから、しばらく「です・ます」調で書こうと思います。


Jul 15, 2009 (Wed)

# MIAUの声明に賛同しました

「政治「にも」関心があるTwitter-erと政治」で理想論を書きました。Twitterで議員につぶやける、つぶやきを読んでもらえる(かもしれない)ことは進歩だと思っています。が、現実を変えるためには、Twitterでつぶやいてるのだけではダメなことは当たり前で、明確な意志表示が必要。

前置きはさておき、

に賛同しました。本当は2日前にエントリしたのですが、大事なことなので書いておくことにしました。改正に反対である理由はほとんど声明と同じです。自分の中の言葉で4つ箇条書きにすると、

  • 児童ポルノの定義が曖昧すぎる
  • どのように法執行されるのか疑問がある
  • 性的目的の範囲が明確にされるのは、おそらく裁判の場。それまでに社会人生が抹殺される可能性が高い
  • 声を出しておかないと、準ポルノ規制まで拡大してしまう

ですね。改正派の人なら、その心配はないと言われるかもしれませんが、それでも心配だから書いてます。もっと詰めて説明するべきでしょう。きっぱり。

リンク


Jul 19, 2009 (Sun)

# RubyKaigi2009に行けなかったことを反省

今さらぐだぐだ仕方がないですが、RubyKaigi2009に行けなかったことを猛省しています。一参加者ですが、実行委員会の方々申し訳ありませんでした。ならびに、僕がチケットを買いましたから、それでチケットを購入できずに参加できなかったRubyistの方々申し訳ありません。貴重な機会を失なわせてしまったかと思うと本当にお詫びのしようがありません。もちろん、申し訳なさもありますが、あの場を体験できなかったことが残念で悔しいです。とても簡素に理由を書いておくと、

  • 今の状況を考えると、ちょっくら東京に行ってくるか、は無理だった(2泊以上だし)
  • その状態でチケットを購入してしまったが間違いだったのかも
  • けれども前日まで行く気まんまんで準備をしていた
  • が、前日にごたごた発生で行けなくなってしまった

な所です。調整不足など不備がたくさんあります。

ネットに張り付いていなかったこともあり、ustも(ほとんど)見ていません。これから、しばらく録画を見て過すつもりです。録画があるのは本当にありがたいです。もちろん、その場で聞ければ最高だったのですが。でも、これは自分のせいなので仕方ありません。そのような周辺支援を含めてスタッフの皆さまありがとうございます。

RubyKaigi2009の録画や、#RubyKaigi2009なつぶやきや、関連ブログを見てみて、自分なりに得られるところがあって、それが自分の中でのRubyKaigi2009になればと思っています。自分本位だなと認識していますが、今書けることはこれが精一杯です。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ かくたに [そこまで気にしてください、たいへん恐縮です。次のRubyKaigiには参加いただけるといいなー、と思ってます ;-)]

_ かくたに [ううう……「気にしてくださって」のつもりでした……]

_ kayakaya [かくたにさん、ツッコミありがとうございます! 次は何としてでも参加して、あの場を感じてみたいです。がんばります。]


Jul 20, 2009 (Mon)

# ゲルインキの三色ボールペン

ゲルインキの三色ボールペンはないのもか?と探していたら、近くのDIYセンターに売ってました。三菱鉛筆のスタイルフィット。好みの色のゲルインキ芯3本 or 5本を組み合わせて1本のボールペンに収納できるみたい。ゲルインキ三色ボールペンが実現できるでは!と思い、即座に購入しました。

  • ブルーブラック (0.28mm)
  • ブラウンブラック (0.28mm)
  • レッド (0.28mm)
  • 三色リフィル(シルバー)

しばし使ってみました。自分で組み立てるタイプで、しかも値段も安いからか、筆記している安定感がありません。ちょっとぐらつきます。常用にしなければ使っても良いかなーというレベル。ちょっと残念です。

ところで、ボールペンはゲルインキに限ると思っています。複写式の申請書類を書くときは油性にしますが、普段はゲルインキのポールペンを愛用しています。滑かにすべるように書けて楽なのですよ。でも、困ったことがあって、自分の知っている範囲ではゲルインキの三色ボールペンは売っていませんでした。それで、今回スタイルフィットを試したのです。ヘビーにノートを取るときは、三色のそれぞれのゲルインキボールペンを揃えて使ってます。でも、普段持ち歩いている文庫本ノートに指しているペンはブルーブラックの1本のみ。外で三色使えないのが不便で不便で。もう少しゲルインキ三色ボールペンを探してみるとしますか。

三色ボールペンでのノート法

三色ボールペンを使うようになったのは、勉強法の本を読んだのがきっかけではなく、大学のゼミでした。ノートの取り方を試行錯誤しているうちにそうなったみたいです。よく覚えてません。自然となったのでしょう。

  • 自分の最初のノートは黒
  • 出席者のそれへの意見(および発言者名)は青
  • それに対する自分の考えは赤

という方法で誰の発言と思考の時系列が分かるように工夫したみたいです。今でも自分の頭を整理する時はノートに書くことが多いですね。あと議事録作成を前提としている会議などでもこの方法を取ることが多いです*1

外部リンク

*1 Emacsのorg-modeを活用すればEmacsオンリーでもできそうなのですが


Jul 22, 2009 (Wed)

# 部分日食を日本の中心で見る

皆既日食を硫黄島沖で観測するツアーに抽選で敗れてしまい、意気消沈してました。代替として中国本土も検討したのですが、決め手に欠けて、今回は海外遠征は断念しました。そして、日食当日。行った先は岐阜県山中。熟慮の結果ではないかもしれません。でも多少は天気予報も考慮しています。ま、早い話昔の友人と見てきただけなのですが。彼は大学時代にも日食(その時も部分ですが)を一緒見ている同志です。仲間と見るのが楽しいですよね。

White Line and Eclipse, Me / 白線と日食と僕 White Line and Eclipse / 白線と日食

2つともアスファルトの水溜りに写っている太陽を撮ってます。当日は雨上がりだったこともあり、水溜りがたくさんありました。雲で減光された太陽が、水面で反射しているところを撮るのは直射より簡単です。NDフィルターの類は不要ですからね。露出さえ注意してあげればOKです。水面の太陽となら靴を入れることで自分撮りもできちゃいます(自分撮りの範疇かな……微妙)。

真面目に勝負できる写真を撮ろうするとお金もかかるので、コンパクトカメラでも撮れる日食撮影みたいなのができればなーと思って撮りました。

本当は木漏れ日を撮影したかったのです。ですが、あいにくの曇りで影ができず、木漏れ日の日食は次回に持ち越しです。

そういえば、以前の部分日食では、テレカの穴をピンホールとして使って、投影された太陽像を撮影した覚えがあります。ほんと直球勝負で太陽本体を撮ってませんねぇ。

# 落合ダム放流

あとで書きまーす


Jul 27, 2009 (Mon)

# mixiの利用規約改正に反対です

mixiの利用規約が改正されるそうです。その利用規約改正に伴ないmixiを退会するかもしれません。その理由を書きます。日記になっていますが、mixiへの声明の形に近い書き方にしています。

まず初めに、mixi利用規約改定のお知らせ の対照表から引用します。

mixi利用規約 第14条

(16)自己または第三者の住所、電話番号、メールアドレス等の個人が特定される連絡先を、本サイト内のユーザー全体に公開される箇所に投稿する行為。

mixi利用規約改定のお知らせ

僕はプロフィール欄に個人ドメインのURLを記載しています。個人サイトにはメールアドレスを明記(ここ重要です)しています。個人サイトからメールアドレスを消すつもりは今のところありません。また、プロフィールから消したとしても、何かの日記等で自分のサイトを書くことがあるでしょう。運営に確認していませんが、おそらく違反になるのではないかと想像しています。

極めて健全に使っている人が、個人の情報を自分の意志で公開して問題ないと考えています。別にmixiで公開する必要はないとも思います。ただ、当初極めて個人を特定できる情報に対してオープンであったmixiが現実から閉じられたコミュニケーションの場になるのは残念です。

背後には青少年保護の問題が絡んでいて複雑なことは理解しています。しかしながら、恐れているのことが3つあります。1点目は、今回の改正のような現象がmixi以外の日本の他のインターネットサービスに広がること。2点目は、情報リテラシーの問題を避けて規制強化することになり、結果的に裏をかいくぐる行為を助長するかもしれないこと。3点目は、青少年を閉じたコミュニケーションの場に追いやりつつ、青少年を閉じた場に依存させて課金や広告クリックなどで収入を得ようとすること、です。

個人と特定できる情報を公開する必ず公開しなければならないとはまったく考えていません。けれども、現実の個人と繋がることできることも大切なことだと考えます。健全さを保ちつつ多様なコミュニケーションを実現する方法を考えるのもmixiの役割でしょう。mixiにはコミュニケーションの原点を忘れないでいただきたい。

コミュニティを立ち上げて規約改正に反対する行動を起しても良いのですが、そこまでは躊躇しています。現状mixiにあまり時間を使っていないからです。ただ、今後のインターネットの将来を見る上で目が離せません。

追記

個人を特定できる連絡先の要件に限って、mixiに問い合わせしています。興味ある方はmixiの僕の日記を読んでください。内容としては、個人を特定できる連絡先の明確化(TwitterやSkypeなどは?)、外部リンクの情報は?などです。


Jul 28, 2009 (Tue)

# 利用規約改正に問い合わせてみました

次のエントリが全文です。さっと書いたので漏れているところも多いです。

一つ気になっていることがありまして、コミュニティ内での個人を特定する連絡先の扱いです。僕がほとんどコミュニティを活用していないこともあり、その観点が抜けていました。非公開コミュニティに、個人を特定する連絡先を書くことは可能か気になるところです。僕が知っているようなマイミクであれば、他の連絡手段があります。けれども、コミュニティのメンバーの連絡先はmixi以外ないという人も多いはず。コミュニティとオフ会などは密接に結びついていますから、そこは重要ですね。

# mixi利用規約改正に関する問い合わせ内容

8月18日から改正される規約についての質問です。

第14条(16)の個人が特定される連絡先の基準を、明確にしていただきたく思います。

  • 個人が特定される連絡先に、Twitterなどのミニブログは含まれるのでしょうか
  • 個人が特定される連絡先に、SkypeなどのメッセージサービスのIDは含まれるのでしょうか
  • 個人が特定される連絡先に、WHOISから個人が特定できるドメインのURLは含まれるのでしょうか
  • 外部ブログに個人が特定される連絡先が掲載されている場合は規約違反になるのでしょうか。
  • Q & Aに「mixi利用規約に違反した内容のブログなどへの mixi 内からのリンクなどは、利用規約違反として削除させていただく場合がございます。」とあります。この記述に従いますと、外部リンクに個人が特定される情報が記載されている場合は規約違反として判断されるのでしょうか。ここが非常にシビアです。
  • 仮に個人が特定される情報へのリンクが規約違反ならば、そのリンク先に直接個人を特定される情報が記載されていなくても、個人を特定する情報がある情報へリンクがある場合は規約違反になるのでしょうか。

例えば、

mixi → 単体の記述では個人が特定できないページ → 単体の記述から個人が特定されるページ

のリンクがある場合になります。

  • 全体に公開される箇所に投稿する行為が禁止されてますので、「友人のみ公開」、「友人の友人のみ公開」であれば、個人が特定される情報を記載しても規約違反にあたらないのでしょうか。

以上です。

規約すべてを精読していませんので、勘違いが過分にあるかと思います。しかし、ユーザの多くが疑問に思っていることですので、明確にしていただければ幸いです。

よろしくお願いします。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ へいちゃん [最後の「友人のみ公開」、「友人の友人のみ公開」が気になる所ですね。「全体に公開」では個人情報の秘匿が必要だと思います..]

_ kayakaya [「ユーザー全体に公開される箇所に投稿する行為」が禁止されるので、「友人のみ公開」と「友人の友人のみ公開」の日記等はO..]


Jul 29, 2009 (Wed)

# 布引貯水池を見てきました

Nunoboki Dam

神戸市に行ったついでに、布引貯水池(布引五本松ダム)に行ってきました。1900年(明治33年)に竣工したダムで、神戸市への水道供給用です。しかも重要文化財という貴重なもの。新神戸駅から徒歩で30分もあれば着きます。新幹線の駅から最も近いダムかもしれません。新神戸駅から歩く途中に、幾つも滝があり、飽きないコースです。途中の歩道には送水管も埋めこまれてます。ダムは堰堤だけではないよ! という感じがして素敵。

堰堤は石積みで貫禄がありますが、水門の類はありません。ダムというより大きなため池という感じがします。石積みの堰堤を土に変えたら本当にため池です。昔からのため池が多い奈良県や香川県なら珍しくクラスかも。

下の地図を見れば、新神戸駅と布引貯水池までがいかに近いか分かりますよね。新神戸駅で降りた時は、ふらっと訪ねてみてください。一応ハイキングコースですので、その点ご注意を。

この地図と写真の連携には、EveryTrailのiPhoneアプリを使いました。いつも携帯しているGPSロガー(M-241)を忘れるミスをしたので、急場しのぎでiPhoneアプリにしたのが実状なのですが……。ともあれ、トラックログと写真の連携がiPhone単体で完了するのはかなり便利です。普通のデジカメもオプションで付けられれば良いのに*1。ちなみに、EveryTrailはiPhoneアプリをリリースしているというのに、Mobile SafariからはEveryTrailのサイトが見られません。簡素化というより手抜きにとしか思えません……。この点で、このアプリを常用する気にならないです。もったいないですね。

*1 一眼レフのホットシューに装着するGPSロガーは市販されていますが、カメラメーカー毎で異り、互換性がありません


Jul 30, 2009 (Thu)

# 『世代間連帯』出版記念シンポジウム

高槻市であった上野千鶴子、辻元清美共著『世代間連帯』の出版記念シンポジウムに行ってきました。当日TwitterのTLを眺めていたら、高槻市議の野々上愛さんのつぶやきが目に止まりました。

今晩は、イベント「世代間連帯」。上野千鶴子、辻元清美、湯浅誠。不思議な組み合わせですが何が出るか楽しみです。19時から現代劇場中ホールにて。参加費無料、当日席も少しあります。

http://twitter.com/nonoueai/status/2924521623

ええー、湯浅さんも登壇者なの? これは聞きたい顔ぶれです。この手のものに積極的にアンテナを張ってないので、Twitterのつぶやきがなかったら知らずじまいでした。けれども、実際のところ当日席を確保できるか心配だったので、いろんな経路で辻元清美さんの事務所に連絡することになりました。事務所の方曰く満員御礼だが当日の立ち見も発行するとのこと。よし! 確認が取れたところで、急遽高槻へ。

面白い顔ぶれと書いておきながら、だいたいトークの中身は予想通りでした。けっこう面白かったです。シンポジウムで話された内容よりも、僕が感じたことを中心に書いておきます。

再確認したのはやっぱり僕は上野千鶴子さんは好きになれないな、ということ。会場の拍手などの感じでは上野さんは人気高そう(そりゃそうです)。僕は女性社会学の人ではないので、上野さんの書いた本はさらっとしか読んでません。それでも上野さんは本ではきちんとしたことを書く人だと感じています。学問に真摯に向う姿勢は尊敬します。しかし、テレビや今日のようなシンポジウムのトークになると、とてもアバウトに発言するように感じるのです。好き嫌いもはっきり言うので立場も分かりやすく、そして喋り方はあの通りですから笑いを誘いますよね。まぁ、楽しい。けれども、丁寧な説明をしないで思いつきで物を喋っている印象を受けます。聞き手が分からないと思っているのか、皆な知っていることが前提のお楽しみトークなのか。どちらなのだろうと。そのせいか、内輪ネタという感じてしまい、説得力ないように感じてしまうのです。厳しい言い方だと他者への配慮がない雰囲気を感じてしまうのですね。キャラクターと言ってしまえばそれまでですが、残念な気がしてなりません。

その点では、湯浅誠さんは、かなり丁寧に時にデータも加えつつ貧困問題の現状を説明しつつ、自分の意見を主張していたと思います。湯浅さんはテレビの討論番組でもそんな雰囲気ですが、今日はテレビよりも丁寧かもしれないなと思いました。とにかく湯浅さんはリアリストですね。貧困問題を解決するためには、どんな手段が適切かを考えている風に見えます。どんな政党でも利用できたら使いそうな雰囲気です(確か自民党にもパイプあるはず)。シンポジウムの最後に「貧困率の測定を(次期政権の)施政方針演説で言ってもらうべく活動している」という意味合いの発言をしていました。これからの社会運動がどのように政治を使うか、関わるかということを考えるのに良い手本になるかもしれないと思っています。もちろん、湯浅さんの運動は反貧困という限られた領域のもの。そのところは留意する必要があるでしょうね。湯浅さんは全面的に政治に踏み込んでません。あくまで主戦場は反貧困運動ですから。

ところで、従来の社会運動は、個別問題へのコミットメントでも、他の領域にも同じようなコミットメントしなければならない圧力が強く、悪く云えば党派的になりがち。そのため個別問題だけに関心がある人が参加がしにくかったように思います。他の問題にも関わされるのではないか?という恐れがあって、若者が集まれないのでは?と想像したり(ここ適当に書いてます)。もちろん原因は他にもあるでしょうけど。とにかく、社会運動に党派的アプローチがダメだとは言いませんが、個別問題から地道にアプローチしてゆく方法に関心が向きます。

辻元清美さんのこと。シンポジウムに出席しておきながら、強い印象が残りませんでした。あえて言うなら、辻元さんは真面目で素直な人ですね。それ政治家に対する感想かよ……ツッコミ入れられそうですが、実際そう感じたのです。僕は上野さんも湯浅さんの著作を読んでいますが、辻元さんの本は読んだことがありません。出席した時点でも『世代間連帯』は本屋でさらっと立ち読みしただけ。マスメディアを通しての政治家としての辻元清美さんしか知りません。ですから、今回、辻元さんの意見主張を彼女の言葉で聞くことができ、自分にとって良い機会でした。自伝があるそうなので、今度読んでみることにします。

本書のタイトル『世代間連帯』……。僕の体感や見聞でしんどかったり生きづらいなと思うことは世代間ではなくて、むしろ世代内でも連帯がないこと。いや、連帯がないどころが世代内に共感すらない現状です。例えば、派遣の問題に世代内で共感しあうことはあるのでしょうか。正直言ってあまりないでしょう。見ないフリをする無関心でいるのがクレバーに生きる術だと思います。世代内ですらそうなのですから、世代を超えての共感を作ることすら難しいかもしれないと思います。世代の中で、そして世代を超えて共感して、ようやく連帯に辿り着くはずです。いきなりの連帯なんて幻想でしょう。その前提として、共感できる場所あるいは空間、関係をどうやって作るのか。機能させるのか。それ抜きに世代間連帯を語っても無意味かなと感じます。『世代間連帯』を読むと何かしらヒントがあるかもしれません。ちょっと期待しつつ読んでみます。


年間聖句(2010年)

あながたは皆、信仰により、キリスト・イエスに結ばれて神の子なのです。洗礼を受けてキリストに結ばれたあなたがたは皆、キリストを着ているからです。

新共同訳聖書ガラテヤの信徒への手紙3章26節

You are all sons of God through faith in Christ Jesus. for all or you who were baptized into Christ have clothed youselves with Christ.

Galatians 3:26-27 (New International Version)