kayakaya日記
May 04, 2008 (Sun)
# HardyのVirtualBoxでキーボードを使う
8.04(Hardy Herron)にアップグレードしたら、VirtualBoxのゲストOSでキーボード入力が受付けなくなった。スクリーンキーボードを使うという不便な手段を思いついたが、そもそもログイン画面から先へ進めないではありませんか。調べたところ解決方法は2つあるみたい。1つは[システム]-[システム管理]-[言語サポート]で[多言語入力のサポートを有効にする]のチェックを外す。ただ、日本語入力ができないという致命的な取引をしなければならない。2つ目は、scim-bridge-client-qtパッケージをインストールする。こちらは日本語入力もできて、ゲストOSのキーボードも使えるので、本命間違いないだろう。
シェルから
$ sudo aptitude install scim-bridge-client-qt
とすれば完了する。これでゲストOSが快適になること請け合い。
May 06, 2008 (Tue)
# HardyでDVDを再生する
珍しくメディア関係の書き込みをしてみる。昨今のLinuxデスクトップにおけるDVD再生環境は格段に扱い安くなった。Ubuntuに限れば、ほぼapt関連のコマンドだけで環境を構築できてしまう。以前のようにスクリプトを走らせることもない(いや、別に大した作業ではないのだが)。要らなくなったら、aptで、さよなら、すればよい。aptで簡単にできるようになったのは、Mediubuntuによるところが大きい。Mediubuntuはライセンス的にUbuntuリポジトリに入れられないパッケージを取り揃えている。本来ならばDVDの再生構築なんてジャンルには興味がないのだが、aptだけで構築できると知って紹介してみた。
さて、スクリプトを走らせないで、HardyでDVDの再生環境を整えるには、
Mediubuntuのリポジトリを追加、source.listを分割して管理するのだ。
sudo wget http://www.medibuntu.org/sources.list.d/hardy.list -O /etc/apt/sources.list.d/medibuntu.list
Mediubuntuの公開鍵をインポート
wget -q http://packages.medibuntu.org/medibuntu-key.gpg -O- | sudo apt-key add -
livedvdとlibcssをインストール。とくにlibdvdcssがないとDVDのスクランブルを解除できない。
sudo aptitude update sudo aptitude install libdvdread3 libdvdcss2
これで。おしまい。後はお好きな動画プレーヤでご覧くださいませ。ただし、Hardyに付随するTotemではDVDの字幕が観られない場合もあるので、VLC media playerがおすすめかな。
sudo aptitude install vlc
でVLCのインストール完了。今渡こそ、おしまい。
と書きつつ試験的にDVDを再生してみただけなので通しで見ていない。今後も見ることあるんだろうか。うーん。
May 08, 2008 (Thu)
# 六番目の小夜子
『夜のピクニック』が恩田陸の著作で最初に読んだ1冊だ。『夜のピクニック』が持つ高校生たちの独特の雰囲気というか空気、SFで言うと頃のセンス・オブ・ワンダーが妙に気に入ってしまった。『六番目の小夜子』は恩田陸のデビュー作だが、その高校生たちの醸し出す独特の雰囲気は本作で登場したといってよい。恩田陸らしさが詰っているのだろう。
『夜のピクニック』が一夜を舞台にしたものだが、『六番目の小夜子』は一年の時間軸、春から次の春までを描く。当たり前だが高校生にとってちょうど一学年の期間に相当する。とある地方の進学校に3年生になってから転校してきた、ある少女。その少女をキーにして物語は進む。その高校に代々伝わる奇妙な少女伝説とあいまって彼女の存在はある種、謎なのだ。このあたりホラー小説ぽいところがある。この奇妙な伝説と高校生たちの青春生活が並列して進んでゆく。受験勉強漬けの毎日と伝説の同居、これがまた独特の不思議さを演出しているのだと思う。
登場する彼女ら彼らは実に偏差値が高そうだ。進学校だから当然かもしれない。また彼女ら彼らは実に育ちが良さげなのだ。タバコすったり酒を飲んだりするけれども、品が良い。そして、喋り方も。イマドキの高校生はこのような言葉遣いはしないだろうなぁという喋り方をする。なんとなく今は亡き良き時代へのオマージュみたない感がなくもない。この作品はファンダジノベル大賞候補作とのことだが、ノミネートされた当時はともかくとして、今では本作のような高校生はまるでファンタジーノベルのように感じてならない。ただ、これが恩田陸作品の特徴でもあり、人気がある秘密に違いない。
ところで、『六番目の小夜子』を読んでいて残念なことが少しある。物語に張られた伏線がラストで収縮しない。いったいぜんたいあの部分はなんだったのだろう?と疑問が残る。その点では荒削りなところがある小説なのかもしれない。なにしろ作者曰く、三週間ぐらいで書いた、らしい。そこは多少目をつぶっても、この作品は、ぐんぐんと物語を読ませる力はある。そして、描かれている雰囲気がとても良い。何より描かれている高校生たちが魅力的だ。またこの世界に出会えたらと思う。
May 09, 2008 (Fri)
# SWING GIRLS
DVDをレンタショップで借りてくる。選んだのは『スィングガールズ』。これで3回目の鑑賞だ。 それは無理だよ、とかツッコミを入れたくなる箇所がいくつもあるのだけれども、そこは勢いで何とかしてしまうところが脚本の良さを感じる。あと定番じゃないか、という描き方をよくする。でも、ここが妙な安心感があるのだ。そして観客の期待通り、シーンが進んで、おぉやっぱりと満足してしまう。とにかく実に平和的に楽しむ映画なのだ。ぐだぐだ言わないで面白さを楽しむのが正解じゃないかな。
それにしても、某氏も書いているけれど、本仮屋ユイカ演じる関口香織にハマってしまった。上野樹里や貫知屋しほりの若さいっぱいの演技も見ていて楽しいのだが、本仮屋ユイカの関口はスィングガールズのメンバーでも独特。ふふふふ+にかぁ、と微笑むのが実に印象的だ。それに眼鏡かけてるし(ここ重要です)。とにかく、今はほとんど本仮屋ユイカを楽しみに映画を観ているようなものだ(もうストッパー外れてます)。
でも、実は中村役の平岡も気になる存在だったりする。さすがA BOYと名乗るだけあるね。
さぁ、Swing Swing! JazzでもJavaでも。
トップページになぜ関口がいない。由々しき問題である。場面が場面だけに理解できなくはないが、ちと残念だ。
May 11, 2008 (Sun)
# 漢和辞典もUnicodeを実装
本屋さんで漢和辞典を立ち読みしていたら帯に最新の「JIS・ユニコード表示」と書いてあった。そうかぁ、漢和辞典もUnicodeに対応するようになったのか。パラパラ頁をめくると、確かに1文字に3つコードが記載されている。激しく萌えます。ついでに、U+200B(ZERO WIDTH SPACE)とかU+200C(ZERO WIDTH NON-JOINER)とかが収録されていたら素晴らしい。U+0000(NULL)などが収録されていたら最高だなぁ。もはや漢和辞典の粋を越えてしまうのでありえませんが。
そのような文字はUnicode Bookにお願いしましょう。
ちなみに、今日見かけたの漢和辞典は『旺文社 漢字典』。他にもあるかもしれないけれど、それはおいおい調べるとしよう。
Unicode Standard, Version 5.0, The (5th Edition)
Addison-Wesley Professional
¥ 6,697
May 12, 2008 (Mon)
# hardyになってからNASへsmbmountできない
hardyにアップグレードして一番戸惑ったのは、NAS(LANDISK PRO)にsmbmountできなくなったことだ。smb://では接続できているので、smbmountの実装に関係してそう。 smbmountすると、以下のエラーが吐かれる。
$ smbmount //server/shares ~/smbfs/ -o ごにょごにょ mount error 20 = Not a directory Refer to the mount.cifs(8) manual page (e.g.man mount.cifs)
kernel 2.6.24からsmbmountが推奨されなくなって、mount.cifsを使いなさいってお触れが出ていたから、その辺りが探ってみる必要ありかも。/usr/bin/smbmonutは/sbin/mount.smbfsのシンボリックリンクになっていて、mount.smbfsの実体はシェルスクリプトで/sbin/mount.cifsを呼び出していた。これだけでは実体解明には至らない。
基本に戻って、syslogを眺めてみる。
$ tail /var/log/syslog May 12 23:25:50 fuga kernel: [33275.192284] CIFS VFS: Send error in SETFSUnixInfo = -5 May 12 22:35:08 fuga kernel: [30241.266612] CIFS VFS: Malformed FILE_UNIX_BASIC_INFO response. May 12 22:35:08 fuga kernel: [30241.266616] Unix Extensions can be disabled on mount by specifying the nosfu mount option.
dmesgにも似たようなメッセージが出力されている。それにしても、Unix ExtentionsやSETFSUnixInfoって何なのだろう。この手の分野はかなり不勉強だ。うーむ。それでも、このメッセージをキーにして検索したところ解決策が見つかった。とっても簡単。以下のコマンドを実行するだけだ。
# modprobe cifs # echo 0 > /proc/fs/cifs/LinuxExtensionsEnabled
ちゃん。cifsの新機能が使えなくなるらしいが、そもそもNASに接続できないなら無意味だ。云うまでもないが、再起動したら/proc/fs/cifs/LinuxExtensionsEnabledの値は初期化されるので注意。各自お好みの方法で対処してほしい。
調べてみたら、mount.cifsで接続できなくなった事例が幾つもあったけれど、NASの種類やファームウェアのバージョンにもよるみたい。Sambaサーバならパラメータをごにょごにょして解決できそうな気もする。
May 20, 2008 (Tue)
# UbuntuでFreenet6(IPv6)
googleにおいて、Ubuntu+IPv6のキーワードで検索すると、"IPv6を無効化する"といったタイトルが上位に占める。IPv6を無効化して何が楽しいんだ、と思うが、どうやらパフォーマンスよくしよう、というお話らしい。名前解決する時に最初にIPv6で試みるので、IPv6を無効するというtips。実用的かもしれないが、全然面白くない。ここは、何としてでもIPv6でグローバルネットワークに繋がるようにするのが先決ではなかろうか(何か間違ってる……)。googleもIPv6に対応したことだし(http://ipv6.google.com/)、ここはUbuntuで、さくっとIPv6で遊べる方法を書いておこう。
使うのは、Freenet 6。何だトンネリングかよ、と思うかもしれないが、何もしないでNAT越えもできるのでお手軽簡単なのだ。このFreenet6ではTunnel Setup Protocol(TSP)を用いる。このclientはGPLで公開されていて、Ubuntuの公式リポジトリでも配布されている。素晴らしい。
$ apt-cache search tspc tspc - Client to configure an IPv6 tunnel to Hexago's migration broker
ほほー。 で、さくっとインストール。ちなみに、HexagoとはFreenet6を運営しているカナダの会社。
$ sudo aptitude install tspc
この状態で、すでにIPv6でトンネリングできている。簡単極まりない。ipv6.google.comなり、The Kame Projectで踊る亀を見てIPv6でアクセスしているか確認してほしい。自分のIPv6アドレスは以下の方法から確認できる。
$ tailf /var/log/tspc.log 2008/05/20 19:08:50 tspc: tspSetupInterface: Your IPv6 address is 2001:05c0:8fff:ffff:0000:0000:0000:011d
$ ifconfig
tun Link encap:UNSPEC HWaddr 00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00
inet6 addr: 2001:5c0:8fff:ffff::11d/128 Scope:Global
UP POINTOPOINT RUNNING NOARP MULTICAST MTU:1280 Metric:1
RX packets:13 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:7 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:500
RX bytes:976 (976.0 B) TX bytes:560 (560.0 B)
この段階ではFreenet6にanonymousアクセスしている。割り振られるIPv6アドレスはIPv4アドレス毎に異なる(まぁ、そりゃそうだ)。それで、Freenet6にはanonymousとは別にもう一つ、認証モードが用意されており、こちらはユーザアカウントでIPv6アドレスがアサインされる。つまり、IPv4アドレスが変更されても、IPv6アドレスは変わらない。permanentなIPv6アドレスがほしいという方は、go6に登録してアカウントを取得する。そして、/etc/tsp/tspc.confを編集して、ユーザ名(userid)とパスワード(passwd)、サーバ(server)を変更すれば良い。なお、anonymousモードと認証モードでは、アサインされるプレフィックスが異なる。anonymousモードの場合は、2001:05c0:8fff:ffff、認証モードは、2001:05c0:8fff:fffeだ。最後のfとeだけ違うので、すぐに見分けがつく。ともあれ、IPv6を無効にしなくても遊べるので楽しんでほしい。Canadaのサーバと往復するなんて嫌だ、とはくれぐれも云わないように(U.S.経由の欧州より近い!)。
May 23, 2008 (Fri)
# UbuntuでTeredo(IPv6)
前回に引き続き、Ubuntu+IPv6の検索結果に、UbuntuでIPv6を使う、情報を載せる試みをしてみる。 使うのは、Teredo。またトンネリングかよ、と思われるかもしれないが、TeredoはそもそもNAT越えを目的としてたトンネリングプロトコル。NATでも相性が良い*1。Teredo自身はMicrosoftが提唱したプロトコルで、現在はRFC化されている。RFC4380(Teredo: Tunneling IPv6 over UDP through Network Address Translations (NATs))だ。Teredoのオープンソースの実装がMiredo。ミレドちゃん。いや、ミレードさんはGPLライセンスで、Ubuntuの公式リポジトリにも含まれている。
$ apt-cache search miredo miredo - Teredo IPv6 tunneling through NATs miredo-server - Teredo IPv6 tunneling server
あるある。で、さくっとクライアントをインストールする。クライアントだからね。
$ sudo aptitude install miredo
これだけで、IPv6でお外の世界と繋がっている。とっても簡単だ。前回同様、ipv6.google.comなり、The Kame Projectで踊る亀を見てIPv6でアクセスしているか確認していただきたい。
Miredoが何をしているかは、
$ tail /var/log/syslog May 22 22:46:08 fuga miredo[8544]: Starting... May 22 22:46:08 fuga kernel: [15202.396805] teredo: Disabled Privacy Extensions May 22 22:46:08 fuga miredo[8545]: New Teredo address/MTU May 22 22:46:08 fuga miredo[8545]: Teredo pseudo-tunnel started May 22 22:46:08 fuga miredo[8545]: (address: 2001:0:53aa:64c:2822:5293:2169:5b23, MTU: 1280) May 22 22:46:18 fuga kernel: [15212.278120] teredo: no IPv6 routers present
で、確認できる。IPv6アドレスも記載されている。ifconfigでは、
$ ifconfig
teredo Link encap:UNSPEC HWaddr 00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00-00
inet6 addr: fe80::ffff:ffff:ffff/64 Scope:Link
inet6 addr: 2001:0:53aa:64c:2822:5293:2169:5b23/32 Scope:Global
UP POINTOPOINT RUNNING NOARP MTU:1280 Metric:1
RX packets:0 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
TX packets:3 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
collisions:0 txqueuelen:500
RX bytes:0 (0.0 B) TX bytes:144 (144.0 B)
となっている。
どのTeredoサーバを利用しているかは、/etc/miredo/miredo.confを確認すれば良い。
UbuntuのデフォルトTeredoサーバは、teredo-debian.remlab.netだ。remlab.netは、Miredoの開発者であるRemi Denis-Courmont(Remiのeにはアポストロフィが付く)氏の保有しているドメイン。サーバはフランスはパリにあり、合州国経由大西洋横断航路で通信するため、けっこう遠い。近場なパブリックTeredoサーバに切り替えてしまうのも手かもしれないが、それほどパブリックTeredoサーバは多くない。U.S.のteredo.ipv6.microsoft.com辺りが妥当かもしれない。なお、kayakayaはMiredoを使っているので、遠くても我慢している。いや、それほど体感では違わんのだよ。
*1 Microsoftの実装ではUPnPを使用している
年間聖句(2010年)
あながたは皆、信仰により、キリスト・イエスに結ばれて神の子なのです。洗礼を受けてキリストに結ばれたあなたがたは皆、キリストを着ているからです。
新共同訳聖書ガラテヤの信徒への手紙3章26節
You are all sons of God through faith in Christ Jesus. for all or you who were baptized into Christ have clothed youselves with Christ.
Galatians 3:26-27 (New International Version)

_ h12o [おお、すばらしい。これでただいまPerfumeのPV観てます(笑)。]
_ kayakaya [Blu-rayにも期待していて!(<-無理)]