2007-09-15
# 明日の記憶
kayakayaはアルツハイマーではないけれど、『明日の記憶』を観て、自分がそこにいると思った。うつ病でも、忘れっぽくなる、怒りやすくなる、性格が変わったみたいになる、そして、酷くなると、わめく、どなる。渡辺健が妻にわめくシーン、本当に自分にそっくりだった。入院前のkayakayaがそこにいたのだ。今は、安定しているけれど、うつ病の重い症状に、アルツハイマーはよく似ている。まったく人ごととは思えなかった。そのような病気をお持ちでない方でも、何かしら感じるところがあると思う。エピソード、エピソードが一つ一つ丁寧に作られている。今年観た映画のなかでは一度は誰かに観てほしい作品ナンバーワンだ。
それにしても、渡辺健と樋口可南子演じる夫婦は実に上手い。いろいろな作品に出ているけれど、二人とも型にはまらない演技をする。そうそう、kayakayaが好きな香川照之もうまく演じていた。渡辺謙は主演のひとだと思うけれど、香川照之は名脇役だね。他の作品でもうまく脇役を演じている。
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「明日の記憶」は本当に、我が身にせまる映画ですね。私もあの映画の中に、自分自身の姿を多く見ました。記憶障害が深刻化する主人公の姿、不安のあまり感情が暴発する主人公の姿。疲れて余裕を失ってゆく妻の姿。<br><br>病気に関連して。(少し話がそれます。)<br>9月19日、ほぼ日イトイ新聞のトップページのコラムに、「あなたが10年続けているものって、なんでしょうね?」という問いかけがありました。私がまず思いついた答えは「病的な自分あるいは病気との、闘い」でした。「10年続けているものは何かと尋ねられて、努力して続けるようなものを答える人は幸せだ。私は続けたくもないのに、乳幼児の頃から闘病を強いられている」と悲しくなりました。<br>けれど、そこでふと思い出したことがありました。<br>アルツハイマー病の当事者であるクリスティーン・ボーデンという方の著作に『私は誰になっていくの?』という本があるのです。このタイトルはまさに、うつ病を抱える私たちの不安・恐怖の問いでもありますね。<br>そして、その本の続編のタイトル。なんと、『私は私になってゆく』というのです。しかも、この続編が出たとき(もちろん前作の出版時より病気は進行しています)、著者は理解者を得て再婚し、クリスティーン・ブライデンという名にかわって、幸福な日々をすごしているのです。病気と闘いながらも、いえむしろ闘うことを通して、著者は”私になって”いったのです。<br>だから、私は思います。私たちは、私たちになってゆくのです。病気がいつ終わるともしれなくても、これから病状がどうなっても。離婚して別々に暮らす今となっても、これからもずっと。<br>あなたはあなたになってゆく。私は私になってゆく。いつか、それぞれに好きな人もできるかもしれない。そうしてひとりずつ幸せになってゆくことが、「私たちは私たちらしく生きてゆく」ことなのだと思います。<br><br>「あなたになってゆく」ことを、続けてください。私も、私が私になってゆくための闘いを続けます。<br><br>平安を祈って<br><br>かぷ
かぷさん、お祈りありがとうございます。<br>「私たちは私たちらしく生きてゆく」になれれば良いですね。<br>今はそんな旅の途中です。<br>『私は誰になっていくの?』図書館にあるようなので今度読んでみます。