2007-09-10
# 時をかける少女(アニメ版)
本編が始まってしばらくは何て暇な映画なんだろう、と思いつつ眺めていたら、途中からとんでもない疾走感で映画が進み始めた。目を離す余裕などないくらい映画に集中させられる。映画そのものが「時をかけ」ているように思えた。kayakayaとしてはアニメーションでは久しぶりのhit。
主人公である女子高生、紺野真琴はタイムリープ、いわゆる時間を跳躍する力をふとした機会に持つが、あくまで自分の身の回りの時間帯にしかタイムリープしないところが面白い。この手のSFでは遠い過去や未来にジャンプするのが定番だけれども、『時をかける少女』ではそうなっていない。あくまで身近な時間帯だけなのだ。それが、この映画をSFぽい雰囲気ではなくて、青春ものの作風に仕上げている所以だろう。告白あり、恋あり、そして友情。青春映画に欠かせない要素は全部詰まっている。告白を巡ってタイムリープが繰り返されて、物語が大きく動いていく。そこが、この映画の魅力の一つだろう。
kayakayaは原作を知らないが、アニメ版を観て、読みたくなった。
ところで、映画の中でJ.S.バッハの「ゴルトベルク変奏曲」が効果的に使われていて、とても良い印象が残った。数あるクラシックの中でもバロックの変奏曲を選曲したところが巧いと思う。
